レインボー戦隊ロビン・ソノシート

〜大星雲の決戦&パルダ星地球攻撃隊をやっつけろ!〜


     「レインボー戦隊ロビン」

    「大星雲の決戦」

     ソノレコード TV−17
     昭和41年(1966)発行
     280円

   ソノシートに記載されていた通りに掲載してあります。

レインボー戦隊
ロビンの歌

作詞
作曲

合唱
演奏


・・・小川敬一※1
・・・服部公一
・・・小宮信弘
...レインボー・ハーモニー
...シャンプル・サンフォニェット


企画・効果制作
発行人
発行所

・・・石森章太郎とスタジオ・ゼロ
・・・東映動画
・・・山本一哉
・・・ソノレコード

声の出演者

ロビン
リリ
ベル
教授
ベンケイ
ウルフ
ペガサス


・・・里見京子
・・・新道乃里子
・・・木下喜久子※2
・・・八木光生
・・・篠田節夫
・・・桜井英一
・・・関根信昭

※1 「小川敬一」はTVの企画をされた飯島敬さんのペンネームです。
※2 声の出演は、ほとんどはTVと同じですが、ベルの声は中村恵子さんではなく、「木下喜久子」となっています。ただし、聴いた限りではTVの中村恵子さんと同じに聞こえます(木下喜久子さんはTVでは第17話「パリファッション作戦」のマリア役で声の出演をされています)。

訂正です。「大星雲の決戦」のベルの声は「木下喜久子」と掲載されていますが、実際はアニメと同じ中村恵子さんです。(2012/02/26)
木下喜久子さんについてはここ雑記15にあります。

なお、ナレーションは八木光生さんのようです。


ソノシートの内容・順番は下記の通り。

(1)主題歌「「レインボー戦隊ロビン」約1分35秒
(2)ドラマ「大星雲の決戦」約6分45秒


 主題歌「レインボー戦隊ロビン」

★ソノシート盤本体に印刷されていた表記では「ロビンの歌」

★TVと同じ「パルタ星の命はあと二年に迫っていた...」の三田松五郎さんのナレーションと里見京子さんのセリフ(効果音付き)の後、歌が始まります。

★歌は小宮信宏さんとレインボーハーモニー。シャンブル・サンフォニエットの演奏によるカバー曲です。歌の長さはTVと同じ。効果音はありません。
テンポは元歌と変わらないけれど、アレンジが多少違っています。


 ドラマ「大星雲の決戦」ストーリー

地球に向かってくる謎の飛行物体。それはパルダ星の大船団だった。迎え撃つために出撃するレインボー戦隊。
宇宙に出たロビンはパルタの大船団を発見。しかし直後に教授が敵に撃たれて負傷する。リリの治療ですぐに全快した教授はリリに指図して破壊銃を使って反撃に出る。
ベンケイは怪力で、ウルフは光線銃で応戦。そこでベルがパルタ軍が自分たちを包囲しはじめたことを知らせる。ペガサスとロビンはレーザーで敵を撃退する。
レインボー戦隊の活躍で地球側の大勝利に終わる。意気揚々と地球に帰るレインボー戦隊。


***********************


★ドラマ冒頭、主題歌のインストバージョンをBGMに、レインボー戦隊のメンバーの紹介があります。
詳細は下記のmukashikirinさんの投稿をお読み下さい。

★関根信昭さんのペガサスの声が若干低めになっています。

★効果音に電子オルガンを多用しています(当時はまだシンセサイザーはなかった)。

★TVでは、光線武器のたぐいの発射音はすべて「バリバリ」といった音でしたが、このソノシートでは使用者ごとに違う効果音を使い、TVでは耳にしなかったような効果音も使われていました。
(ウルフのレイガン発射音は「ブーーーーー」というような連続音。TVでは一度も使われていません)

★敵の星は「パルタ(PALTA)」ではなく「パルダ(PALDA)」。大船団を組んで地球にやってくる...という設定は、企画段階のパルタ星側の設定と同じです。
また、ロビンたちやパルタ星人の姿はTVとほぼ同じですが、パルタの円盤はブチ模様で長い4本の角(?)があり、TVのものとは違っています。

 ジャケット&イラスト

★ソノシートのイラストは石森章太郎先生と思われます。タイトルのロゴ文字はTVのものとは違っています。
ジャケ表紙に「テレビ主題歌 レインボー戦隊ロビン」「まんがドラマ 大星雲の決戦」「石森章太郎とスタジオ・ゼロ」の文字が見えます。

★ソノシート盤本体はカラーのピクチャーディスクとなっています。イラストはミラクルノバを発射しているロビン(石森先生のイラスト)。中央の穴の部分がロビンの胸の☆になっています。

★ジャケットは外側4面、内側は4面の変形ジャケ(開くと横に4枚つながる形)。
第2面にあたる裏表紙にはキャストと値段、第3面には主題歌の歌詞、第4面は海中のイラストで、中央が丸く切り取られ、納められているソノシート本体が見えるようになっています。
内側は4面を使って大きな1枚の絵になっています。(舞台は宇宙で左に地球。中央にレイガンを構えたロビンの全身、そのうしろに交戦しているウルフとベンケイ、全身緑色のパルタ兵、飛ぶペガサス、爆発するパルタの円盤...)
内側の全4面のうち、第3面以外に簡単なあらすじが書かれています(漢字にはルビがふってあります)。

★ここでのレインボーメンバーの色は、ロビンは緑色のマフラーと黄色い星、手袋、ブーツは茶色、リリの服が緑、ペガサスが頭部が黒で他は真っ赤、ベルが青系、ベンケイが黒、教授が茶色、ウルフが茶系でした。

★ベルにヒゲがなく、リスにも似ている。「ソラン」のチャッピーに似ているかも。


TVのものとは多少の食い違いはありますが、地球と敵の星の位置関係、各キャラクターの性格や特技を、7分弱という短い時間でうまく表現出来ていると思います。
また、石森先生のイラストが素晴らしいです。

「大星雲の決戦」のイラストは石ノ森章太郎萬画大全集の「レインボー戦隊」と復刊ドットコム版「レインボー戦隊」にも掲載されています。

    「こどもテレビ音楽会」     

   ウルトラマン

     レインボー戦隊ロビン
     ちびっ子のど自慢
     戦え!オスパー
     ウルトラマン

     ソノレコード TV-24
     発行年不明
     発行人・・・山本一哉
     発行所・・・ソノレコード
     320円


ソノシートの内容・順番は下記の通り。

シート1
 (1)ウルトラマン(主題歌)
 (2)戦え!オスパー(主題歌)
 (3)ちびっこのどじまん(主題歌)

シート2
 (1)レインボー戦隊ロビン(主題歌)約1分30秒
 (2)ドラマ「パルダ星地球攻撃隊をやっつけろ!」約4分50秒


シート1は歌のみで、ドラマはありません。
シート2は全面使って「レインボー戦隊ロビン」の歌とドラマが収録されています。
以下はシート2の解説になります。

主題歌「レインボー戦隊ロビン」
小宮信宏とレインボーハーモニーによる歌(「大星雲の決戦」をご覧下さい)

ドラマ「パルダ星地球攻撃隊をやっつけろ!」

★ドラマ「パルダ星地球攻撃隊をやっつけろ!」は「大星雲の決戦」から、ロビンによる敵発見〜教授の負傷〜ベンケイの活躍、をカットしたものでした。(なので、あんまり内容はありません)
スタッフ、キャストも同じです(ここでもベルの声は木下喜久子と表記されています)。
詳細は下記のmukashikirinさんの投稿をお読み下さい。

ジャケット&イラスト

★イラストは「大星雲の決戦」同様、石森章太郎先生です(石森章太郎とスタジオ・ゼロと表記)。
ジャケットの6面7面には「これがレインボー戦隊のとくちょうだ!」のタイトルで、7人のメンバーがそれぞれ紹介されています。使われているイラストは「大星雲の決戦」の歌詞が掲載されているページの絵を編集し直したもの。

★ジャケットの8面9面の戦闘場面のイラストは「大星雲の決戦」と同じ。ただし左右に少し切られています。下部にはごくごく簡単なあらすじが載っています。

★表紙、裏表紙共にモチーフは「ウルトラマン」と「ロビン」です。表紙は大きくウルトラマンとアントラーのリアルなイラスト、左の下方にベンケイ、ロビン、ウルフが遠慮がちに同居(?)しています。
裏表紙は右に大きくロビンの全身像、後ろに夕日を背にして他6人が空を飛び、左の上にはウルトラマンとレッドキングがいます。(表紙のレインボー戦隊のイラストは「大星雲の決戦」の裏表紙に使われていた物の一部分です。裏表紙の方は、「大星雲の決戦」の表紙に使われていたのと同じ物)

★ここでのベルもヒゲがなく、優しげな目で猫というよりリスっぽいです。説明に「ポルト博士が作ったロボット。強力な知覚装置を持った宇宙猫」とあり、やはり「宇宙リス」のチャッピーを意識しているのかも??



〜補足〜

タイトルが「こどもTV音楽会ウルトラマン」なのに、ウルトラマンは歌のみでドラマは無しなので、ちょっと問題アリのタイトルかも...。
表紙右上には「全曲テレビ放送テープ使用」とあります。しかし「ロビン」の場合、テレビと同じなのは冒頭のナレーションとロビンのセリフのみなので、この点もかなり問題アリかも...。

2面3面は2色刷りで、2面に「戦え!オスパー」、及び「ちびっこのどじまん」のイラストと主題歌、3面に「ウルトラマン」と「レインボー戦隊ロビン」のイラストと主題歌。この面の「ロビン」の歌詞の下に、「シートドラマ」として「レインボー戦隊ロビン・パルダ星地球攻撃隊をやっつけろ!」の声の出演者の一覧が掲載されています。

4面5面はカラーで、「ウルトラマン対5大怪獣」として、ウルトラマン、アントラー、ネロンガ、バルタン星人、レッドキング、科学特捜隊などのリアルな1枚もののイラストになっています(絵はヒデオ・サービスさん)

10面11面は2色刷りで、ちびっこのどじまん。司会者大村昆さんと子供たちのイメージイラスト。左上に小さな写真付きで審査員・阿部進さんのコメントが掲載されています(イラストは長谷邦夫さん)。

12面13面はカラーで「戦え!オスパー」。登場キャラクターと「オスパーの5大超能力」が紹介されています。イラストは守村正美さん。

14面15面は2色刷りで「たのしいテレビ流行語」。イラストはしのだひでおさんです。
カメラのCM「私にも写せます」や、「ロビン」の本編にも登場する「びっくりしたなーもう(てんぷくトリオ)」「ハードボイドドだど(トリオ・ザ・バンチ)」も紹介されています。
ちなみにこの「ハードボイドドだど」は誤植かと思ったらこれで正解とか。このセリフは内藤陳さんだそうです。


下記は「大星雲の決戦」と「こどもTV音楽会ウルトラマン」を聞いた方の意見です。


こどもTV音楽会「ウルトラマン」と
レインボー戦隊ロビン「大星雲の決戦」について

mukashikirinさんの投稿より(2004/ 6/ 7 )


こどもTV音楽会ウルトラマン(ソノレコード発行 当時320円)

ソノシート2枚組みでその内の1枚にレインボー戦隊ロビンの主題歌とドラマ 「パルダ星地球攻撃隊をやっつけろ!」が収録されています。全曲TV放送テープを使用。
もう1枚はウルトラマン、戦えオスパー、ちびっこのどじまんが収録されているようですが、うちのはロビンのシートしかないので残念ながら内容不明です。

レインボー戦隊ロビン(ソノレコード発行 当時280円)

主題歌とドラマ「大星雲の決戦」が収録されています。
ソノシートは石森先生のロビンのピクチャーレーベルです。

さて、この2枚のソノシート、タイトルは違うのですが、実は同じ内容でした。MDに録音してから聞いたので同じシートを2回も録音したかと思っちゃった。ジャケットに使われているイラストもよく見たら同じものでした。石森章太郎先生です。

上の「こどもTV音楽会」の方が2分ぐらい短縮されています。全曲TV放送テープを使用とありますが 「逆銀河系にあるパルタ星は〜レッツゴー」まではTV版で、主題歌は古宮信弘さんという方と レインボーハーモニーが歌っています。

古宮さんは、主題歌の「〜正義の瞳ロビン♪たくましい心ロビン♪〜」の部分の "ン" をしっかり発音しているので何だかキザっぽく聞こえます。声のキャストはTVと同じでした。

パルタ星の地球攻撃隊がやってきて地球の観測基地がそれをキャッチ、レインボーが出撃して地球の危機を救うという内容ですが、教授が敵にやられてもうだめだ〜みたいなシーンがあり、リリに「うそです!」なんていわれているしょうもない場面があります。



  ドラマのキャラクター紹介場面について
  mukashikirinさんの投稿より(2004/ 6/ 12)

オープニング(TVと同じ)→主題歌(ボーカル:古宮信弘さん)→ドラマという展開で(省略)


ナレーション:  強敵パルタ部隊を迎え撃つのは誰か!? 、全人類の期待をになうは誰か!?
雄雄しく勇敢な迎撃隊員は誰か!?そしてその名は!?

   それぞれ: 
 
ナレーション: 
 
  ペガサス: 
 
ナレーション: 
 
全員: 
 
ナレーション: 
 
    全員: 
 
ナレーション: 
 
    全員: 
 
ナレーション: 
 
    全員: 


ロビン!、ベンケイ!、ウルフ!、教授!、ベル!、リリ!(SEが入る)
 
そしてこの逞しい響きは!?
 
ペガサス
 
そして我らの部隊名は!?
 
レインボー戦隊!!
 
進め!
 
レインボー戦隊!!
 
行く手は
 
強敵パルタ星部隊!
 
戦え!!
 
レインボー戦隊!!

  こんな感じでレインボー戦隊を紹介しています。いやびっくり(笑)
  全員のセリフはちろんロビン以下レインボーです。



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