アニメぶろぐなＢＢＳ・過去ログ−その１２３
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(スレＮｏ．５２８の続き−１) 4353 名前:OHYABU 投稿日:2010年03月14日 (日) 16時32分 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ あらすじ（4/6） ：ソラン薬奪回！ブルー元に戻る ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 日本の国民が自分たちの要求をけったことは、ブラッククロス団の隠れ家にも伝わった。 怒ったボスは、思い知らせてやるとばかりに、ブルーを放つ。 ブルーは小河内ダムと変電所を襲い、死傷者も続出。 そして、今度は東京タワーへと。 自衛隊が繰り出すが、まったく歯がたたない。 タワーは飴のように曲げられ、破壊されてしまう。 その様子を、隠れ家の大画面で得意そうに見るブラッククロス団の連中。 ブルーは戻るや、約束どおり仕事を終えたことで、薬をくれと身振りで要求する。 しかしボスは、なおも彼に仕事を突きつける。 原子力研究を襲ってウラン鉱石を奪えと。これが最後の頼みだと。 彼らの隠れ家は、まだソランたちには知られていなかった。 壊滅的被害を受けた東京タワーの横で悔しがる古月と桂木のもとに、ブルーが原子力研究所に向かったとの連絡が入る。 ウラン鉱石を奪って、水爆や原爆をつくる気だ。そうなれば日本はおろか世界は破滅だ！ ソランは決意する。なんとか自分がとらえてみせると。 「ソランくん！いくらなんでもそれはムチャだ！」と古月。「君の体はまだ完全ではないんだぞ」と桂木。 しかしソランの決意はかたかった。 「じゃあこのままほおっておいていいんですかっ。いったい誰が怪物を倒すというんです！たとえぼくがどうなっても、捨て身でぶつかって原子力研究所を守ります！」 そして、チャッピーとともにエンゼル号に乗り込む。 夜、人っ子ひとりいない街のなかを、ブルーとブラッククロス団の車が進んでいた。（←人々は避難したようです。） 車の中では、ボスと団員とが話し合っていた。 ボスは言う。ブルーに薬をわたす気はない。ウラン鉱石を奪ったら用済みになるので、殺すつもりだと。 やがて原子力研究所に到着する。 ここにも人影はない。 しかし、ソランが待ち構えていた。 「先回りしてきさまたちの来るのを待っていたのさ。」（←この登場のしかた、カッコイイ！） あわてたボスは、ブルーを送る。 ソラン、ブルーを投げ飛ばすが、ブルーの吐いた炎に包まれて地面に転倒。 これでソランは死んだと思い、ボスはブルーにウラン鉱石を持ち出せと命令する。 しかしブルーは拒否。それでも薬はもらえないと、察していたのだ。 そういう反応もありと見越していたのか、ボスはちゃんと薬の入ったカバンを持ってきていた。 心配するな、さあ取りにゆけ！ それを聞いて、倒れたふりをしていたソランが動く。 薬を奪うチャンスは今だ！ 一瞬のうちにソランは薬を奪回。生きていたのかと驚くブラッククロス団。 「薬はたしかに返してもらった。これでどうやらお前たちの年貢の納め時がきたようだな。」 強気のソランに、ボスは大笑い。 「きさまのうしろを見ろ！」 なんと、ミカがいた。 ブラッククロス団の手下によってはがいじめにされ、銃を突きつけられていた。 「こんなこともあろうかと思って、古月の娘を人質として奪っておいたのさ。」 ミカのおびえた顔を見て、ソランはやむなく薬を渡すことを決意する。 しかし―― 「ソランくん！薬を渡してはダメ！」 チャッピーからのテレパシーだ。 と、同時にエンゼル号が浮き上がり、強烈な光線のようなものをミカに向けて放つ。 すると光線にさらされたミカの全身は、レントゲン画像化。 「あっ、ロボット！」 だまされた！ ブラッククロス団を追いかけようとするが、邪魔するようにミカロボットがソランに抱きつく。 「時限爆弾がしかけられてあるっ。」 あわてたソランは、ロボットをほおり投げる。 それがブルーに当たって爆発。気を失うブルー。 ミカロボットは、頭部だけを残してあとはバラバラに。（←口を大きくあけたミカの首です。なんかシュール……。） 「ソランくん、大丈夫？」「チャッピー、さっきはありがとう。」 ソランは、ブルーが気を失っているのを見て、しめたと思い、薬を注射する。 薬の効き目はたしかだった。 みるみるブルーは人間の姿に。 真っ裸の姿に。 気づいたブルーは、元に戻っていることに喜ぶが、そばにソランがいることに驚く。 さらに、自分に注射をうってくれたのがソランだと知って、またまた驚く。 ソランはブルーに自首をうながすが、ブルーは納得しない。 「あなたが怪物の時に暴れまわった数々の罪をつぐなうために……。」 ソランにそう言われてはブルーは反論できず、うなだれたままソランともに歩き始める。 ミカロボットの頭部には、カメラが仕掛けられてあった。 ソランとブルーとの一尾始終を、離れた車の中から、ブラッククロス団は見ていた。 4354 名前:OHYABU 投稿日:2010年03月14日 (日) 17時01分 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ あらすじ（5/6） ：ブロッククロス団のあがきとその最期 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ブラッククロス団はあせる。 ブルーに自分たちの隠れ家のことをしゃべられてはマズイ。 そこでオーロラ隊員に化けて、警視庁に乗り込む。 偽の身分証明書を使って、囚人服（←横縞）を着せられ収監されていたブルーを連れ出すことに成功。 車の中でそのことを知ったブルーは、自分を助けに来てくれたと単純に喜ぶ。 そして、彼らのことはまだ何もしゃべっていないと答える。 隠れ家に連れてこられたブルー。 ボスに礼を言うが、そのボスは、彼に銃口を向ける 「きさまにこの隠れ家をしゃべられては、世界制服の計画もだいなしになるっ。人間の姿に戻ったお前にもう用はない！気の毒だが死んでもらうぜ！」 そこに、コトコトと足音が。 自分のまわり以外には誰もいないはずだと、ボスはあせる。 足音は近づき、ぴたっと止まる。 「とうとうお前たちの隠れ家を突き止めたぞ。」 ソランと（彼の足にピタッとひっついた）チャッピーであった。（←またまたカッコイイ登場の仕方！） 驚くブラッククロス団。どうしてここが？ 「お前たちがブルー博士を奪いにくることぐらいわかっていたさ。そこで前もって博士の服に電波発信機を縫いつけておいたのだ。」 囚人服にそんな細工がされてあったことを知り、驚くブルー。 「このまぬけめ！」 混乱したのか、ボスはブルーを殴る。 「まぬけなのはお前たちのほうだ！」とソラン。 施設内の機械を動かしソランを倒そうとするボス。そんな機械をブチ壊すソラン。 やがて破壊された機械は暴走をはじめ、備え付けの光線銃のようなものが複数台、あたりかまわず勝手に撃ち始める。 それにブラッククロス団の団員たちが次々と当たり、倒れてゆく。 ここにいるのは危険だと、ソランはブルーを連れて逃走をはかろうとするが、 「逃げようとしてもそうはいかんぞ！」 ボスが2人に銃を向ける。 しかし彼も、勝手に暴走中の銃に撃たれてしまう。 そのすきにソランは隠れ場を飛び出す。 隠れ場は、暴走する銃に撃たれ続け、自滅する形で大爆発。 こっぱみじんに。 「これでブラッククロス団も全滅ね」とチャッピー。 「でも悪人とはいえかわいそうなことをした」とソラン。（←間違いなく全員死亡ですからね。） 4355 名前:OHYABU 投稿日:2010年03月14日 (日) 17時39分 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ あらすじ（6/6） ：改心したブルー しかし残酷にも…… ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ソランはうなだれたブルーに声をかける。 「ブルー博士！ケガはありませんでしたか？」 「……君は、敵であるこのわしを命がけで救い出してくれた……なんと心の優しい人なんだ。」 「博士！ぼくは当然のことをしたまでです。」 「悪かった……わしは今まで自分の富と名誉のためだったら、どんな悪いこともする人間だった。しかし今君のあたたかい心に触れて真人間に戻ることができた。わしは自分の犯した罪を償うために、どのような法の裁きにも従うつもりだっ。」 「博士、よく言ってくださいました。」 手を取り合うふたり。 そこに古月や桂木やミカ、それに警官たちが駆けつけてくる。 警官たちはブルーに気づく。 しかしソランはブルーの前に出て、彼をかばう。 「みなさん！ブルー博士は自首するつもりなんです。今は何も言わないでやってください。」 「ソランくん！何から何まで本当にありがとう……。」 「さあ、まいりましょう。」 しかし―― 急にブルーは苦しみ始め、やがて巨大化しはじめる。 また怪物化しはじめたのだ。 これはいったい… 「そ、そうか……ブルー博士は多量の放射能を浴びたので、あの薬では一時的にしか効き目がなかったんだ……。」 再び怪物となったブルー。 ソランと目と目とあわせる。 その目からは涙があふれ出していた。 「よかった！姿は変わっても、心だけは美しい人間に戻ったままだ。」 やがてブルーは雄たけびをあげ、人々に背を向ける。 逃げる気か、追え と叫ぶ警官たちを、ソランは止める。 「お願いです！このまま見のがしてあげてくださいっ。それができないというなら、ぼくを撃ってからにしてください！」 警官は問う。なぜ危険なブルーを逃がすのかと。 「捕まえても留置所に入れたら（←入らないと思うけど）、また元の狂った怪物に戻るかもしれません。そうなってはもう我々の力ではどうすることもできないでしょう。それよりも我々がここでいたわりの心を示してやれば、きっと人目の触れないところでひっそり暮らすのではないかと思うのです。」 ソランの視線の先には、静かに去ってゆくブルーの後ろ姿があった。 山の中に小さく隠れてゆくその姿が。 「なるほど、そうか……」と古月。 「ソランさんて、なんて思いやりがあるんでしょう」とミカ。 そこに桂木から連絡が入る。 車中の電話でそれを聞いたソラン、 「わかりました。」 そして、 「チャッピー！行こうっ。」 「うん。」 離れてゆく2人の後ろ姿が。 ＝＝＝＝（ソランたちの後ろ姿をバックに、以下の文章がのせられています。）＝＝＝＝＝＝ またしても事件か……。 思えばソラン星からはるばるやってきて、お姉さんを探しながら、ある時は宇宙人と、またある時はロボットと戦ってきたソラン……。 果たしてお姉さんを探し当てるのはいつの日だろうか……？ がんばれソラン！ 負けるなソラン！ ＊＊＊＊ 完 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ う〜ん。 思いやりなのか……。 こうするしかなかったのかもしれませんが、これってある意味、死ぬより残酷というか……。 そもそも、これからのブルー博士の食事、どうする気なんでしょうか？ いったん元に戻る前、怪物化していた時のブルー博士の精神状態がどうなっていたのかも、疑問です。 通常の状態ではなかったとは思いますけど。 そうなると、罪には問えないはずですが。 4356 名前:OHYABU 投稿日:2010年03月14日 (日) 18時02分 以上で、漫画版ソラン本編は終了です。 あと、読み切り１編分の紹介が残っています。1965年の別冊少年マガジン夏休み特大号に掲載されたものです。 近日中にUPさせますので。 ところで最終話連載が、1966年11月14日45号。 つまり、11月初めで終了したということになります。 アニメはその翌年、3月まで続くというのに。 これって、打ち切りだったのでしょうか。 4358 名前:OHYABU 投稿日:2010年03月15日 (月) 16時25分 漫画版ソランについて。 ほとんどのお話のラストは、なんかぶち切れてるというか、そっけないのに対し、「ブラッククロス事件」のラストだけは練られているというか、かなり力の入ったものになっています。 なぜにわざわざ、最後の最後にブルー博士の悲劇を加えたのか？ うまく言い表せませんが、ソランの地球におけるこれからの位置づけを暗示しているような気がします。 ブルー博士は、いくら中身がまっとうな人間になっていたとしても、見かけがまるっきり「異質なもの」ですから、何かあれば問答無用に疑われ、抹殺されることでしょう。 よほどのことがない限り、ソランが望むようなひっそりとした暮らしなど、させてあげられるはずはないです。 ソラン自身にも同じことが言えます。 今回の事件では、後半になって人々が反省し、彼に味方しましたが……いつもこうなるかどうか。 人間って、忘れるのがはやいですからね。 「異質なもの」として扱われるソランの苦悩は、これからも続くように思えます。 それを象徴するようなラストでした。 4359 名前:管理人・うる妻 投稿日:2010年03月15日 (月) 21時47分 マンガ版ソランの最終章「ブラッククロス事件・後編」の粗筋解説ツッコミありがとうございました。 長くて大変だったでしょう。ごくろうさまでした。 前編とうってかわって痛快アクションマンガになってますね。 少年漫画はこうでなくっちゃ！！ が、これって打ち切り終了ってことですよね。 だって第一話はアニメと同様、ソランはお姉さんを捜しに地球に戻ってきたってはっきり言っていたんですよね。 なのにお姉さんはとうとう一度も出てこないし、おかげでペンダントに隠された秘密の話も経ち消えになっちゃいました。(￣x￣;） 人気マンガ家の連載を蹴落として開始されたマンガ版ソランでしたけど、人気の方はいまひとつだったんでしょうか。 アニメが放送中だったらマンガの人気もそうそう落ちないと思うんですけど。 (どっちかというと、マンガの人気があってもアニメではサッパリというケースの方が多いと思う) やっぱり裏でなにかあったんでしょうかねぇ。（￣〜￣;）うーむ 4360 名前:管理人・うる妻 投稿日:2010年03月15日 (月) 22時12分 ブラッククロス団のボスが日本を襲う理由として一人娘をひき逃げされたことをあげてますが、そもそも警官の目をごまかすために娘を連れ歩いていたボスの方もかなり悪いのでは？？ もちろん理由は何であってもひき逃げはやっちゃいけませんが。 交通事故の悲劇は今も変わりませんが、たしかに昔の方が話題にされていたと思います。 「交通戦争」なんて言われてましたっけ。 「サリー」の歩道橋のお話、覚えてますよ。 「ロビン」の「呪いの吸血鬼」は一人息子をひき逃げされた科学者の復讐物語でした。 天馬トビオが交通事故で死ぬことがなければアトムは生まれなかったはずです。 交通事故はアニメやマンガの中でも結構とりあげられてますね。 ところで「チコタン」「日曜日〜ひとりぼっちの祈り〜」は知らなかったので検索したら、すぐに歌詞がでてきました。 かなり有名な歌みたいですね。 しかし、すさまじい歌ですね〜。これ、小中学生が歌うんですか。 強烈すぎます〜〜〜(＞ω＜) 4363 名前:OHYABU 投稿日:2010年03月16日 (火) 09時09分 「日曜日〜」なんて、大人でもキツすぎますよ。 歌えと言われても、途中で逃げ出してしまいそうで……。 曲としても、難しいですし。 4378 名前:礼院坊 投稿日:2010年03月18日 (木) 01時00分 ＯＨＹＡＢＵさん。 ブラッククロス事件ありがとうございました。 マンガ版の最終エピソードということですが、残念ながらソランのお姉さんは出てこなかったのですね。 これまでのソランが受けてきた諸々の「仕打ち」に鑑みれば、ラストで「ソラン！」「お姉さん！」・・・って、感動の抱擁シーンがぜひともあってほしかったのですが。 でもこれまでのエピソードの中では最高の盛り上がりを見せてくれたことには違いないと思います。 サイボーグゆえの内蔵機械の故障→生命の危機→治療のための冒険行動→陰謀に利用される→誤解による逮捕＆裁判＆死刑判決→仲間による救出劇→奇蹟の蘇生→真の敵の登場→決戦→勝利→敵に対する温情のラスト なんとも劇的で感動的でボリュームたっぷりのストーリー展開でしたね。ご紹介いただいたほかのエピソードではいろいろとアラが指摘されましたが、このたびはとてもよくできていたのではないでしょうか。打ち切りっぽい終わり方だったのは残念ですが、作品としてはすばらしいものだと思いました 4379 名前:礼院坊 投稿日:2010年03月18日 (木) 01時00分 ＞ブラッククロス団 ＞なぜ世界制服するのに、日本が最初なのか？ ＞理由はあとでわかります。 ちゃんと理由があるというのは珍しいかもですね。日本が世界の中心だと考えていた少年時代は、日本だけで暴れ回る悪者たちや怪獣などをなんの疑問も持たずに見ていたものです。もっとも、もし自分が地球侵略を企てる宇宙人だったら、前線基地を作るために最初に占領するのは日本になると思います。気候が温暖で大きな面積を持つ島国ですし、イギリスやニュージーランドだと同人種の住む列強国が強硬に反撃するかもしれませんので。 それにしてもブルーが変身したその凶暴な怪物、ブラッククロスの連中はよく生け捕りにできましたね。 ＞大勢の群集が待ち構える中、エンゼル号が到着する。（←一転してみなさん、ソラン君を歓迎しています。） ＞中から出てきたのは、すっかり元気になったソラン。 一転してみなさん・・・ですか、ゲンキンなものですね。でもあのむちゃくちゃ裁判、最初はソランのことを非難していた傍聴人たちですが、ソランの言い分やミカやチャッピーの話を聞いて納得した人も多かったのではないでしょうかね。誰が聞いたってあんな裁判は間違ってると思うでしょう。 ＞互いの名を呼んで抱き合い、喜び合うソランと古月。（←ミカの方が良かったのに〜。） そうなんですよね、ここんとこが・・・じつに惜しい！☆_o(＞っ＜+) 作者の宮腰さん、わかってないですよ、なんのためにヒロインを登場させてるのか。ここで抱き合うためじゃないですか〜！！ 今度こそ下腹部じゃなくて、ソラン君の逞しい胸に顔を埋めて思いっきり泣かせてあげてくださいよ、ミカちゃんを。 読者はそのシーンを今か今かと期待して、ソランのピンチの連続に耐えて読んできたんですよ、お姉さんとの抱擁がかなわぬのならせめてミカちゃんと・・・ホントにもう消化不良おこしそう！ だけどこのソラン生還のシーンって、作品を通じて最高の感動シーンだったのではないでしょうか。ミカもチャッピーも古月博士も喜びの涙いっぱいで・・・いいですよね、この場にソランのお姉さんもいて、これが大団円のラストシーンだったら・・・なんてつい、はかない想像をしてしまいます。(−_−) ＞覆面をとる。 ＞すると、なぜかいきなり、本物そっくりの古月の顔があらわれる。（←一瞬で変装完了。いったいどういうしかけなの？） もしソランが生きてたら、彼に近付いて暗殺する計画だったのでは？そのためすでに変装してから覆面被っていたと。 偽古月がまんまと盗み出した怪物を元に戻す薬、ソラン星にもたったの一本しかないとのことですが、そんな貴重なものをよく地球のためにくれたものですね。もしかしてデビリスさん、内緒で持ち出したものだったりして。 4386 名前:管理人・うる妻 投稿日:2010年03月18日 (木) 22時06分 ＞礼院坊さん ＞＞互いの名を呼んで抱き合い、喜び合うソランと古月。（←ミカの方が良かったのに〜。） ＞作者の宮腰さん、わかってないですよ、なんのためにヒロインを登場させてるのか。ここで抱き合うためじゃないですか〜！！ アニメ版ソランだったらソランとミカが抱き合って喜ぶシーンになっていたかもしれないですね。 アニメ・ロビンの恋愛ドラマ「宇宙にかける虹」が冒険王版では「男と男の友情ドラマ」に作り替えられていたように、少年向け雑誌では恋愛は排除する方針のところが多いのかもしれないです。 なので、いちがいに作者を責められないとも思うのです。 ホントのところはどうだかわかりませんけど。 ＞＞覆面をとる。 ＞＞すると、なぜかいきなり、本物そっくりの古月の顔があらわれる。（←一瞬で変装完了。いったいどういうしかけなの？） 単純な私は、敵ボスは変身能力があるんじゃないかと思ってました〜〜。(≧∇≦) 4391 名前:礼院坊 投稿日:2010年03月19日 (金) 01時48分 ＞アニメ・ロビンの恋愛ドラマ「宇宙にかける虹」が冒険王版では「男と男の友情ドラマ」に作り替えられていたように そういえばロビンはそうでしたね、ソランでも男女の恋愛は・・・現代の感覚だけで推し量ってはいけないのかも。 だけど下腹部に抱きついて顔埋めたり、緊縛してムチ打つＳＭシーンはＯＫなんですねえ。ξ(@ o @;)？ 4393 名前:OHYABU 投稿日:2010年03月19日 (金) 11時44分 礼院坊さん ＞緊縛してムチ打つＳＭシーン 時代としては、劇画の影響が入り込みはじめた頃。 少年漫画誌上にも、徐々に苛烈なシーンが登場し始めていました。 もしかしたら作者の趣味などではなく、そういう影響だったのかもしれません。 「遊星仮面」でも、「サスケ」のような残虐シーンを描かなきゃダメだと編集者にせかされ、嫌々描かされたと楠さんは言っていました。 そのシーンは（楠さん、どうしても嫌だったとかで）のちに書き直され、現在の単行本では見ることはできませんが、初版の付録でなら見ることができます。 ……こわいです。 単行本の（上）巻で、キニスキーがスティッキーを吊り下げているシーンがありますが、当初はここに、すさまじい拷問シーンが入っていました。 スティッキーの体に、鋭い針のようなものが次々貫通させられ、ついには首まで……響きわたる絶叫……。（ひ〜！） ＞なんのためにヒロインを登場させてるのか。ここで抱き合うためじゃないですか〜！！ 当時のいろんな事情があったにせよ……そのお気持ち、すっごく、よくわかります！ ミカとの抱擁がなくて残念なこのシーンですが、代わりに、古月博士のソラン君に対する愛情の深さをひしひしと感じ取ることができます。 結構感動モノです。 地球の古月博士、ソラン星のデビリスさん。 ソラン君はほんとうにいいお父さんたちをもっています。 だけどもしミカが、「ソランさんと結婚したい」と言ったら、どうする気なんでしょうね。 （生殖能力は？ ってか、どこまで生身なんでしょう？ そもそも成長できるのでしょうか？） ＞ラストで「ソラン！」「お姉さん！」・・・って、感動の抱擁シーン 大丈夫！ アニメ最終話には、バッチシあります。 ＞エピソードの中では最高の盛り上がり ＞劇的で感動的でボリュームたっぷりのストーリー展開 ＞作品としてはすばらしい 私もそう思ってます。（裁判の部分は、前後を含めてかなり強引ですけど。） だからよかったです！ この話を紹介するに至れて、ホントによかった。 途中「村雨博士事件」の時には、ホントにどうしようかと思いましたからね。 （部分部分はおもしろくて勢いがあって、チャッピーも大活躍で、無視できないエピソードでしたが……ともかく長いわ、支離滅裂だわ……ホントに、ど〜やってまとめようかと悩みましたよ。） ＞＞なぜ世界征服するのに、日本が最初なのか？ ＞ちゃんと理由がある ただし客観的なものでなく、ものすご〜く主観的なものでしたけど。 気持ちはわかりますが、世界征服を狙うんだったら、もっと冷静にならなきゃダメだと思いますけどね。 ＞ブルーが変身したその凶暴な怪物、ブラッククロスの連中はよく生け捕りにできましたね 爆発で気絶したか弱っていたところを、一網打尽にしたんでしょう。 うる妻さん ＞敵ボスは変身能力があるんじゃないかと 彼だけ最後まで素顔がわかりませんでした。 だからひょっとしたら、サイボーグかなにかだったのかもしれません。 4396 名前:OHYABU 投稿日:2010年03月19日 (金) 12時30分 ここでちょっと、「ブラッククロス事件」のお話について、私の感想を追加します。 アニメの設定やストーリー（遊星仮面のも含めて）を取り入れてはいますが、うまく消化しています。（ただし何度も言いますが、裁判の部分だけはちょっと強引。） 前半と後半とでは、別の話といってもいいぐらいに違っていますが、ブルー博士がいることで、見事に統一がはかられています。 野心に満ちたブルー博士が改心するお話 といってもいいかもしれません。 タイトルは、「ブルー博士事件」としたほうがよかったかも。 4399 名前:管理人・うる妻 投稿日:2010年03月19日 (金) 14時10分 ＞OHYABUさん ＞「遊星仮面」でも、「サスケ」のような残虐シーンを描かなきゃダメだと編集者にせかされ、 うわー、なんか嫌ですねえ。 残虐シーンがないと読者に支持されないような作品なんて、たいした物はなさそうな気がしますが．．．。 アニメの遊星仮面では拷問シーンは少なかったですね。 平和主義のピネロン人を拷問していたキニスキー(先天的どＳ)がいましたけど、そのくらいでしょうか。 ピーターが残酷な目に遭わされたのは身体面より精神面での方でしたし。 それを考えると、「ソラン」での心身両面での虐待シーンの多さは異常な感じがします。 しかも、アニメはまだマシで、マンガの方はその倍以上酷かったとは！ ＞だけどもしミカが、「ソランさんと結婚したい」と言ったら、どうする気なんでしょうね。 ＞（生殖能力は？ ってか、どこまで生身なんでしょう？ そもそも成長できるのでしょうか？） まー、生身の部分はほとんどなさそうな島村ジョーですら子孫を残していますから、だいじょうぶでしょう(;^_^A (原作の移民編か、モノクロ版の「悲劇の獣人」をどーぞ！) 4404 名前:礼院坊 投稿日:2010年03月20日 (土) 01時50分 ＯＨＹＡＢＵさん。 ＞時代としては、劇画の影響が入り込みはじめた頃 ＞「遊星仮面」でも、「サスケ」のような残虐シーンを描かなきゃダメだと編集者にせかされ、嫌々描かされたと楠さんは なるほど、そういうものが要求される時代でもあったのですね。 私も嫌なものを感じます。作者が自分のアイディアで描くのならかまわないと思うのですが、他人の横槍でそのようなものを差し挿むというのは・・・/(ーっー;) ＞スティッキーの体に、鋭い針のようなものが次々貫通させられ、ついには首まで……響きわたる絶叫……。（ひ〜！） うええ〜、もしアニメでこれをやってたらキニスキー、たとえ死にざまがかっこよくても埋め合わせつきませんよ。 ステッキィ、よく死にませんでしたね。サイボーグだったのかな？ このお話を読み直してみました。キニスキーは初めからステッキィの死体（だと思っていた）を蹴飛ばしたり鎖につないで車で引きずったりしてますね。この部分だけでもこのお話の異常性が伝わってきます。 ＞地球の古月博士、ソラン星のデビリスさん。 ＞ソラン君はほんとうにいいお父さんたちをもっています。 ・・・ソランの当時の読者である子供たちには、男女の関係よりまず先に、そっちのほうが大切だったはずですね。 自分の身を犠牲にしてもソランの命だけは助けようとした実のおとうさんのことも、私は忘れることはできません。 にしても、このマンガを４０代５０代にもなった大人がマジに入れ込んで読むなんてこと、宮腰さんも編集者の方もまったく考えてはいなかったでしょうね。(＾_＾*)`; ＞だけどもしミカが、「ソランさんと結婚したい」と言ったら、どうする気なんでしょうね。 ＞（生殖能力は？ ってか、どこまで生身なんでしょう？ ウーン、もしかしたらミュウ事件でソランの下腹部に顔を押し当てたのはそれを確認するため？ その後の彼女の様子から察するに、「手ごたえあり」だったみたいですね。(＾ー＾) そうそう、下腹部シーンの直後、ソランがホホを赤く染めていました。男性ホルモンはちゃんと分泌されてると思いますよ。 生殖能力のほうもきっと大丈夫でしょう。 ＞そもそも成長できるのでしょうか？） 子供のサイボーグの場合、成長に合わせて内蔵機械をサイズアップする必要がありますね。 もし成長できなかった場合は・・・ミカにそのことを知られる前にそっと彼女のもとを去り、あとは超人ロックみたいな 「永遠の宇宙少年」になったのではないかと。（やっとの思いで再会したお姉さんがお婆さんになってたら気の毒だな） ＞世界征服を狙うんだったら、もっと冷静にならなきゃダメだと思いますけどね。 ホント、そのとおり！＾▽＾)o_彡☆☆ だいたい、ソランにでてくる悪役の面々は世界征服ってものを甘く見すぎてます。かの世界最大の軍事大国ですら、イラクやアフガニスタン一国でさえも征服できないでいるのが現実ですからね。 ＞凶暴な怪物、ブラッククロスの連中はよく生け捕りに ＞爆発で気絶したか弱っていたところを、一網打尽にしたんでしょう あ、そうでしたね。海中での戦いで！ 4405 名前:管理人・うる妻 投稿日:2010年03月20日 (土) 11時33分 ＞自分の身を犠牲にしてもソランの命だけは助けようとした実のおとうさん すぐに消えちゃったので忘れてましたが、そうでした！ ソランには父親が３人いますね。 ＞＞そもそも成長できるのでしょうか？ すでにもう何度も身体の成長に合わせて手術をくり返していたのでは？ 彼のサイボーグ化はソラン星の重力に耐えられる身体にするためでしたから、手術は彼がまだ幼い頃に受けたんじゃないでしょうか。 大人になるまでは時々ソラン星に戻ってパーツを替えねばならないでしょうけれど、本人が望めば、この先ずーっと青年の姿のままで生きることも可能でしょうね。 あるいは、残っている細胞を元に生身のボディを作って．．．なんてことも可能かもしれません。 現実にそういう研究も進んでいるくらいですから。 (ｉＰＳ細胞から腸らしきモノを作れたって、つい最近のニュースでもありましたっけ) こんなに苦労したんですから、将来は彼が望む「普通の人間」に戻って幸せになってほしいですねー。 4407 名前:礼院坊 投稿日:2010年03月21日 (日) 23時23分 ＞残っている細胞を元に生身のボディを作って．．．なんてことも可能かもしれません。 おお、その手がありましたね！ ｉＰＳ細胞からもう一度ソランの身体を作り直して脳を移し替え、正真正銘の地球人となるのですね。 「超人的な力なんてなくてもいい、ぼくは普通の少年にもどりたい」というソランの願いは、２７世紀にはかなうようになってるでしょう。 ＞こんなに苦労したんですから ほんとうですよ、お姉さんは必ず探し出すことでしょうけど、ただそのあと・・・。 マンガ版ではロゴスのような宇宙人より地球人自身が敵だった話が多かったようです。地球人の素行が急にあらたまるとは思えませんから、この調子では、ソランはいつまでたっても戦いのためにサイボーグボディーを捨てることができません。 レインボー戦隊を解散したロビンみたいに、どこかで見切りをつけなければ彼の幸せはないんじゃないでしょうかね。 4408 名前:礼院坊 投稿日:2010年03月21日 (日) 23時27分 ＯＨＹＡＢＵさん。 ＞あらすじ（3/6） ：ブラッククロス団のボスの恨みと脅し 日本国民の選択やいかに ブラッククロス団のボス自身の人間性についてですが。 ＞「わしはいつもひとり娘を連れていた。それは警察官の目をごまかすためだった。だがその娘が車にひき殺されたのだ！ ＞ひき殺しておきながら逃げ去るとは、なんという非情な国民だ！わしの心は憎しみで燃えている！ ＞わしにとって、娘は生きがいであった。だが、それを一瞬のうちに奪い去った日本人が憎いっ。 ＞わしはこの時世界制服の第一歩として、まず日本を征服しようと決心したのだっ！」 ウーン・・・・・・・・・/(−−;)？ もともと善良な心を持っていた人（ＳＦだと主として科学者）が愛する者の命を無残に奪われたため、復讐の鬼と化して凶行に走るというお話はいろいろ見てきました。そして彼らには大いに共感もおぼえました。ですが凶行に突っ走ってる最中に愛する者を、 それも自分がその凶行に利用している最中に殺され、それでニクシミというのは・・・ ＞なんという非情な国民だ！ 世界征服というおのれの欲望のためには、当然大量殺人することも折り込み済みだったはずですよね？自分だって非情なヒトだと思うんですけど・・・全然響かないですね、かれの心のサケビは。 ＞わしにとって、娘は生きがいであった なんのために世界征服しようとしてたんでしょ？そんな莫大なお金とヒマがあるなら娘さんを幸せにしてあげる方法はいくらでもあったでしょうに。 ところで娘さんの回想シーンはありましたでしょうか。（あればきっとかわいい美少女でしょう！） やはり「なぜ日本？」の理由付けとして急ごしらえしたようですね、このエピソードは。今までの敵だって特に理由もなく日本を舞台にしていたのですから、別に必要なかったようにも思えるんですが・・・年齢の高い読者からツッコミでもあったのかな。 ＞「日本を救うただ1つのチャンスを与えてあげよう。それはソランをただちに殺すことだ！」 ブラッククロス団のこの脅しに対し、 ＞「ちくしょう、国民はきっと日本を守るほうをとるだろう」 ＞「民衆ほど勝手な連中はいないからな」 という古月博士と桂木隊長の絶望感、私も同じでした。これまでのパターンでしたからね。また嫌な展開に・・・とおもいきや、最後に来て大勢の人々がソランを信じてくれたんですね、さすが最終章です！ あのめちゃくちゃ裁判でさすがに民衆も目が覚めたのでしょうか。 ＞国民の代表って、何？誰？ ＞総理大臣ではないってこと？ そのシーン、ためしに「総理大臣」に置き換えてみました。 ・そこに、桂木の部下が３人の男たちを連れて入ってくる。 ・「隊長、総理大臣がお見えになりました。」 ・総理大臣が語る。「今まで我々の誤解によって、さんざんソランさんを苦しめたそのおわびを言いにきたんです。……ソランさん、・ぜひ悪人一味をやっつけてくださいっ。我々はソランさんをたよりにしています。」 これを聞いたソランのセリフが「国民が味方についてくれたら百人力だ！ようし、みていろっ。」です。どうでしょ？ 総理大臣より「国民の代表」としたほうがより読者の心に響くのではと作者が考えたのかもしれません。（この国の総理大臣は国民の代表というイメージが薄いのかな？今も昔も） このシーンですが、この作品の中で最もクライマックスなシーンではないでしょうか。 本当は地球人でありながら同じ地球人に迫害され続けだったソランが、これまでの苦労が実ってついに地球人の信頼を勝ち取る瞬間です。お姉さんも秘密のペンダントもそっちのけとなったマンガ版では、それこそが最大のテーマだったと思います。 そのテーマがある意味完結するシーンなのですから、作者の方が力を込めた結果「総理大臣」より「国民の代表」という言葉を選ばれたのだと思います。 ちなみに昭和４１年当時の総理大臣は佐藤栄作。小笠原や沖縄の返還に功績あった方です。 で、現在はというと、なんでも総理大臣は宇宙人だそうで・・・(＾。＾) 4409 名前:礼院坊 投稿日:2010年03月21日 (日) 23時28分 ＞あらすじ（4/6） ：ソラン薬奪回！ブルー元に戻る 予想に反し民衆に要求をけられたブラッククロスの暴挙はヒドイですね。（ブラッククロス団のボスですが、名前がないのでブラッククロスと呼ばせていただきますね） ＞ブルーは小河内ダムと変電所を襲い、死傷者も続出 ＞東京タワーは飴のように曲げられ、破壊されてしまう 一人娘を愛し、「なんという非情な国民だ！」なんて叫んでいたヒトのすることとは思えません。 おまけに、 ＞ブルーに薬をわたす気はない。ウラン鉱石を奪ったら用済みになるので、殺すつもりだ ですか、加えてミカロボットを作ってソランを欺き、ばれると自爆させる狡猾さ。もしかしてひき逃げされた娘さんの話なんてウソだったのでは？ ＞ミカロボットは、頭部だけを残してあとはバラバラに。（←口を大きくあけたミカの首です。なんかシュール……。） マジンガーのガミアなんかもそうでしたが、アンドロイドのバラバラになった姿ってあまり気分のよいものではありませんね。 特にそれが美少女だったりすると。ロゴス事件で描かれたミチコちゃんの「萌え死体」とどっちがザンコクな描写なのでしょう。 薬を奪い返したソランは、その薬でブルーを人間に戻して救おうとするのですね。 ＞みるみるブルーは人間の姿に。 ＞真っ裸の姿に。 遊星仮面だったらマントを巻いてあげるところでしょう。ロビンだったらマフラーを褌に・・・はないか。(＾＾;)＞ ソランはどうしたのでしょう。（裸のまま連行・・ではないですよね？） ＞ソランはブルーに自首をうながすが、ブルーは納得しない。 ＞「あなたが怪物の時に暴れまわった数々の罪をつぐなうために……。」 怪物化していたときのブルーは人間の理性を失っていたと判断されれば、心神喪失状態ということで罪に問われない可能性もありそうですね。 4410 名前:管理人・うる妻 投稿日:2010年03月22日 (月) 13時47分 ＞この調子では、ソランはいつまでたっても戦いのためにサイボーグボディーを捨てることができません。 ここが問題ですよね。 だれも頼ってこられないように、ひっそりと隠遁生活を送るしかないような．．． ＞＞国民の代表 普通に考えたら総理大臣ですよね。 あえてぼかした、その意図は何でしょう。 ．．．まさか天皇？？ ＞このシーンですが、この作品の中で最もクライマックスなシーンではないでしょうか。 ＞地球人の信頼を勝ち取る瞬間 強いスーパーヒーローとしてではなく、差別や偏見と闘ってきた少年という視点で見るなら、間違いなくそうなりますね。 すると、サイボーグで宇宙育ちの自分を認めて頼ってこられたのですから、ソランはこの先、生身にもどれる状況になっても、みんなを守るためにサイボーグのままで生きることを選択するかもしれません。 4411 名前:管理人・うる妻 投稿日:2010年03月22日 (月) 14時06分 ＞もしかしてひき逃げされた娘さんの話なんてウソだったのでは？ そもそも娘は実在したのでしょうか？ 実在したとしたら、彼女は父親の悪行を知っていたのでしょうか？？ (ヘタしたら志津子さんの二の舞だよ〜〜) ＞（裸のまま連行・・ではないですよね？） せめて腰回りだけでも覆ってないと、別の容疑で捕まっちゃいます！(≧∇≦)きゃー ＞怪物化していたときのブルーは人間の理性を失っていたと判断されれば、心神喪失状態ということで罪に問われない可能性 罪に問えないと思います。 罪に問うとしたら、きちんとした裏付けもないのに危険なコース「ルートM2」での飛行を強行した点でしょうか。 4416 名前:OHYABU 投稿日:2010年03月23日 (火) 07時34分 礼院坊さん ＞ブラッククロス団のボス自身の人間性 ＞凶行に突っ走ってる最中に愛する者を、それも自分がその凶行に利用している最中に殺され、それでニクシミというのは・・・ ＞全然響かないですね、かれの心のサケビは ＞なんのために世界征服しようとしてたんでしょ？そんな莫大なお金とヒマがあるなら娘さんを幸せにしてあげる方法はいくらでもあったでしょうに。 人間のなかにはこういう、一見理解不能な人たちがいるのもたしか。 たとえば詐欺師や、ジキル的な暴力衝動を持つ人など。 そこまでいかなくても、多かれ少なかれふつうの人にも、不統一であいまいな部分があったりします。たとえば、内と外とでやってることが違っているなどして。 よって、 ＞「なぜ日本？」の理由付けとして急ごしらえしたようですね、このエピソードは。 ともいいきれないかも。 人間っていろいろで複雑でやっかいなもの であることをあらわしたかったのかもしれません、ものすご〜く深読みするなら。 ＞（ブラッククロス団のボスの）娘さんの回想シーンはありましたでしょうか。（あればきっとかわいい美少女でしょう！） 回想シーンは2コマです。 彼女がはねられているシーンと、道路で横になっているシーン（おそらく死体）。 ショートカットで、半袖、ミニスカートの小学生。 ご想像のとおり、美少女です。 ただ、どちらのシーンも目を閉じています。 よって、 ＞ロゴス事件で描かれたミチコちゃんの「萌え死体」 とおんなじです。（←ったくもう！） また、 ＞うる妻さん ＞彼女は父親の悪行を知っていたのでしょうか？？ 幼かったので、知らなかったかもしれません。 父親としてだけは良い人間だった ということも、十分にありえますし。 ただその場合でも、成長すれば彼女だって、親の矛盾には気づいたことでしょう。 ＞（「国民の代表」がソランをたずねてくるシーンは）この作品の中で最もクライマックスなシーン ＞本当は地球人でありながら同じ地球人に迫害され続けだったソランが、これまでの苦労が実ってついに地球人の信頼を勝ち取る瞬間です。お姉さんも秘密のペンダントもそっちのけとなったマンガ版では、それこそが最大のテーマだったと思います。 ＞そのテーマがある意味完結するシーンなのですから、作者の方が力を込めた結果「総理大臣」より「国民の代表」という言葉を選ばれたのだと思います。 なるほど！ とうなずいてしまいましたが……ただ、やっぱり悲しいかな、信頼関係は依然不安定だと思います。 しいて言えば、そうあってほしい、というのがテーマかもしれません。古月やミカや桂木との関係を希望として。 ＞佐藤栄作。小笠原や沖縄の返還に功績あった方です。 う〜ん、たまたま時期が当たっただけだと思いますよ。 努力は昭和30年代、彼が総理になる前から行われていました。 私が物心ついたときの総理大臣は、この人でした。 この先もずっとこの人が総理大臣なんだ と漠然と思っていたようで、やめたときにはずいぶんと驚きました。 退陣会見のおり、TVカメラ以外はこの場から出て行け、新聞は出て行け！ などと言っていたのが印象的でした。 ノーベル平和賞をとったときには、子供心に「なんで？」 その他にも、この人については「なんで？」なことが多い。最近のニュースからは特にですが、それについて書くとややこしくなるのでやめときます。 ＞（ブルー博士は）裸のまま連行・・ではないですよね？ 裸のまま・・です。ソラン君、そのまま連れて歩いていました。 ただし、あたりは人家も人気もない野原か山の中。 それに、書き落としていましたが、エンゼル号が先にありました。ですから、それに乗せて運んだのでしょう。 ＞宇宙人より地球人自身が敵だった話が多かったようです こうした傾向の話はすでにアトムからありますが、ソランのほうが頻繁で、描写もキツいです。 ただ、迫害の規模のデカさにおいては、（すでに何度も取り上げていますが）アトムのアニメ版「青騎士」がすごい。 人間によるロボットへの迫害が、もろに民族浄化かホロコーストかをほうふつとさせからです。 今まで共存していたはずの隣人を敵視し、かたっぱしから連行し、素っ裸にして強制収容所のようなところに押し込める。遊星仮面での強制収容の描写を上回る凄まじさです。 もちろん、アトムの家族に対しても例外なく。 ちなみにこの話の演出を手がけたのは、ガンダムの富野由悠季氏です。 4417 名前:OHYABU 投稿日:2010年03月23日 (火) 08時36分 うる妻さん ＞（ソラン君は）すでにもう何度も身体の成長に合わせて手術をくり返していたのでは？ ＞彼のサイボーグ化はソラン星の重力に耐えられる身体にするためでしたから、手術は彼がまだ幼い頃に受けたんじゃないでしょうか。 そうでしたね。彼は赤ちゃんの時からソラン星にいたんですものね。 ひょっとしたら彼のボディは、手術せずに生きていけるよう、成長にあわせてのびる素材でできていたりして。 ＞本人が望めば、この先ずーっと青年の姿のままで生きることも可能でしょうね。 う〜ん、彼自身としては、まずそれは望まないでしょう。 少なくとも家族を持つならです。（鋼のホーエンハイムのように。） ですが、まわりがそういう彼の意思を無視する場合も、考えられます。 （彼をできるだけ長く利用したいともくろむ輩がいた場合にです。） ＞＞怪物化していたときのブルーは人間の理性を失っていたと判断されれば、心神喪失状態ということで罪に問われない可能性 ＞罪に問えないと思います。 ふつうに考えれば。 ですが、ソラン君を死刑にまで追い込んだあの裁判からみて、そういう常識がどこまで反映されるかは疑問です。 4421 名前:管理人・うる妻 投稿日:2010年03月23日 (火) 13時51分 ＞（彼をできるだけ長く利用したいともくろむ輩がいた場合にです。） うわ、すごくヤな感じ！ でもって、 ＞ソラン君を死刑にまで追い込んだあの裁判からみて、そういう常識がどこまで反映されるかは疑問です。 うわーーー、ますますもってヤだわ、この世界の地球人は。 なんか面倒くさいヤツは今のうちに消しておこうって雰囲気ありありの世界ですもんね。 ソランくん、地球で暮らすのをあきらめてソラン星にもどった方がよくないかい．．．？？ 4424 名前:OHYABU 投稿日:2010年03月23日 (火) 17時53分 う〜ん、でもね〜、ソラン星は「古代ローマ」的で、ちょい野蛮なとこがありましたからね。 4425 名前:礼院坊 投稿日:2010年03月24日 (水) 00時54分 うる妻さん。 ＞だれも頼ってこられないように、ひっそりと隠遁生活を送る 山奥で木こりや猟師をしながらひっそりと暮らす白土マンガふうのソランとミカを想像してしまいました！ またぎスタイルのソランにお供して木材や獲物を運ぶのは怪物ブルーかな？山小屋ではもんぺ姿のミカが炉端で狸汁を作って二人の帰りを待ってることでしょう。 ＞．．．まさか天皇？？ 「御聖断」がなければソラン君を信じることができないなんて・・・そういえばソラン連載当時に鑑みれば、 ほんの２０年前のできごとでしたね、御聖断は。 ＞ブラッククロスの娘 ＞実在したとしたら、彼女は父親の悪行を知っていたのでしょうか？？ ＞(ヘタしたら志津子さんの二の舞だよ〜〜) 事故に遭っていなかったらその可能性ありそうですね。だけどなにも知らないまま幼くして死んでしまうのと、心に深い傷を負って一生を送るのとどっちがかわいそうなのだろう。いづれにせよ子供が生まれてからの悪事は罪の重さ倍増です。 ＞罪に問うとしたら、きちんとした裏付けもないのに危険なコース「ルートM2」での飛行を強行した点でしょうか。 見当違いな思い込みの結果、大勢の人が犠牲になったわけですから、重過失致死ぐらいの罪には問われそうですね。 ＞＞（彼をできるだけ長く利用したいともくろむ輩がいた場合にです。） 仮にソランがｉＰＳ細胞で身体を作り直して生身の地球人になった場合でも、脳を移植して抜け殻になったサイボーグボディーの 取り扱いがまた厄介な問題となりそうです。処分してしまえばよいのですが、研究目的などで凍結保存された場合、自分の脳を移植して悪事に使おうという輩がでてこないとも限りません。 4426 名前:礼院坊 投稿日:2010年03月24日 (水) 01時05分 ＯＨＹＡＢＵさん。 ＞ものすご〜く深読みするなら。 ブラッククロスの場合は、残忍で冷酷でわりいこと平気でやる男なのに、家へ帰ると子煩悩で娘に愛情たっぷりの優しい父親ということも考えられるわけか。たしかに職場と家庭では性格まるで逆という人はめずらしくない・・・というかそれが普通でしょうね。多かれ少なかれ。 自分にも思い当たるフシがありました。 にしても、娘が死んだ理由の一端は己の邪悪な「仕事」に娘を利用したことにあるのだから、そこで改心しなきゃならんですね、ブラッククロスは。それとも、「見ていておくれ○○子（娘の名前）、パパはきっと世界征服を成し遂げてみせるからね」と、娘の遺影を胸に毎晩星空を見上げて目を潤ませていたのかな。 ＞ブラッククロスの娘 ＞ショートカットで、半袖、ミニスカートの小学生。 ＞ご想像のとおり、美少女です。 やはりそうでしたか。もし生きてたらミカぐらいの年頃になってて、ソランといい場面があったかもしれませんね。 そうなればもうちょっとマシなかたちでブラッククロス（＝お父さん）の悪行を中止させることができたかもしれないのに・・・。 萌え死体だけの登場というのはもったいなかったなあ。 ＞やっぱり悲しいかな、信頼関係は依然不安定だと思います。 そうなのですか・・・。 ふとした拍子にすぐ壊れてしまう信頼関係というのも、これまたこの作品のテーマだったのかな。 ＞佐藤栄作 ＞ノーベル平和賞をとったときには、子供心に「なんで？」 ＞その他にも、この人については「なんで？」なことが多い 子供でもそのように思えたのですから、たしかに「国民の代表」というイメージからは遠かったのかもしれませんね。 ＞私が物心ついたときの総理大臣 私の場合は田中角栄でした。実物より先にマンガの中に登場した彼をいろいろ見ておりました。 ギャグマンガが多かったかな、当時はなんのことかわからなかったけど、今読んだらきっと笑えるものばかりなのでしょう。 こちらも国民の代表というイメージではなかったなあ。 ＞ブルー博士は裸のまま連行 でしたか、でも人目につかない状況だったということを聞いてホッとしました。( ´▽｀)=3 もしブルーが女性科学者だったら、ソランもちょっと困ったかもしれません。（またそういうことを考える・・悪いクセだ！） 遊星仮面には女性科学者がけっこう登場しましたが、マンガ版ソランではいなかったようですね。 ＞アトムのアニメ版「青騎士」がすごい ＞遊星仮面での強制収容の描写を上回る凄まじさです。 モノクロアニメは遠い記憶の彼方にある夢の世界・・・だと最近まで思ってきたのですが、いまやそれは完全に瓦解しようとしております。「夢」とはほど遠いホロコーストやジェノサイド・・・だけど戦前世代の人たちが作ったこういう作品って大変貴重な文化遺産かも。今の作家が作ろうとしても、やはりどこかリアリティーは違ってくるでしょうからね。 4427 名前:管理人・うる妻 投稿日:2010年03月24日 (水) 13時32分 ＞OHYABUさん ＞ソラン星は「古代ローマ」的で、ちょい野蛮なとこがありましたからね。 あ、でもあれは囚人や奴隷を無理矢理戦わせているわけじゃないのでギリギリセーフかな、と思ったんですよ。 4428 名前:管理人・うる妻 投稿日:2010年03月24日 (水) 13時48分 ＞礼院坊さん ＞またぎスタイルのソラン ＞もんぺ姿のミカが炉端で狸汁 「白土マンガふう」というより、「まんが日本昔ばなし」でしょうか〜〜。(^_^;) ＞脳を移植して抜け殻になったサイボーグボディーの取り扱い ＞自分の脳を移植して悪事に使おうという輩 こうなると「攻殻機動隊」や「潜脳調査室」の世界のお話になっちゃいますね。 ここはですね、面倒が起こる前に始末しちまえというソラン世界の地球式の処理法にならって、ボディはさっさと処分しちゃうのが良いでしょう。 4432 名前:礼院坊 投稿日:2010年03月25日 (木) 01時48分 ＞「白土マンガふう」というより、「まんが日本昔ばなし」 若い夫婦のお話はあったかな？昔話っていうと、どうも「おじいさん」「おばあさん」のイメージしかなくて・・・(＾_＾) もののけ（怪物ブルー）が出てくるという点は昔話っぽいですね。 ＞面倒が起こる前に始末しちまえというソラン世界の地球式の処理法 すごい皮肉〜〜！！ たしかにそのとおりなんですが、こういう件に限って、身障者や老人の身体を補完する研究のためになんていう輩が出てくるんですよね、よこしまな目的を秘匿して。 |