本放送を見ていた時はまだ一ケタだった年齢も、
いつか、もう「人生の半分」を過ぎていました。
それでもまだ忘れられない、いや、
おそらく一生涯忘れることはないであろう、私のヒーローです、
彼は。
子供の時に見たロビンは強いリーダーだったけど、
大人になった今、あらためて見直すと、
ロビン一人じゃ空を飛べるわけじゃなし、
いつも仲間が側にいて、
危うい時にはすぐに誰かに助けてもらっているという、
ちょっと過保護なヒーローでした。
(でも、やるときはやる！)
まるで騎士たちに守られている王子様のようだとか、
いや、しょっちゅう怪我したり気絶したりしてるから
王子様よりお姫様に近いキャラクターかもしれない
．．．と考えたり、
子供一人を育てるのに、保護者が６人もいたら楽だろうな、とか、
自分が親だったら、どんな理由があっても
子供を星間戦争に巻き込むのはイヤだ、とか、
夢のないことを考える大人にもなってました。
あーあ、トシはとりたくないものだ。
でも、トシとっても良いことはあるものです。
インターネットの時代になって、
こうして「ホームページ」なるものを持ち、
こうして「ロビン」を好きな仲間と知り合えたりしたわけですから。
あれからもう３８年。
「ロビン」制作に関わった方々．．．
企画と脚本の飯島敬さん、脚本と演出の芹川有吾さん、
原案のスタジオ・ゼロの石ノ森章太郎先生、藤本弘(藤子F不二雄)先生、
．．．ベンケイの声を演じられた篠田節夫さん、シーザーの山内雅人さんも、
お亡くなりになってしまわれました。
まだまだ第一線で活躍されている方もおられますが、やはり
３８年という年月の長さを思い知らされるところです。
最後に、スタッフの皆様にお伝えしたいと思います。
「ロビン」を作ってくださって、ありがとうございました。
そして、ここを訪問されてこれを読んで下さった貴方にも、
心から感謝を申し上げます。
2004年2月11日
uccello